「世界のトミー・エマニュエル シグネチャーアンプ」
長きに渡って親交を深めてきたAERとTommy。その友好関係がついに実を結びました。Guitar Player magazine上でベストプレイヤーに二度も選ばれたTommyのシグネチャーアンプの製作は決して容易なものではありませんでした。彼は特別な改造や調整を行うことなくAERアンプを使用し、ニュアンスのみであのすばらしいプレイを行っているのです。今回のシグネチャーアンプは彼が使ったことのない機能をプラスすることは行わず、彼を成す二つのイメージとTommy使用のエフェクトに変更することで、もっともTommyらしいアンプを製作することにしました。一つ目はTommyの故郷であるオーストラリアのアボリジニのモチーフです。彼は、オーストラリアへの深い愛と、アボリジニへの敬意の表れとして、アボリジニの成人儀礼(Initiation)にインスパイヤされたInitiationという曲を作るほどの特別なつながりがあります。彼はライブの合間を縫って数千時間もの時間をアボリジニたちとの交流とその歴史を学ぶことに費やしてきました。そのアボリジニの伝統的なモチーフをキャビネットの側面に入れました。二つ目のモチーフはTommyが世界中に感動を届けるきっかけを作った、彼の師匠である、Chet Atkinsです。Tommyは世界中に5人しかいないChet Atkins公認ギタリスト(Chet as a Certified Guitar Player=C.G.P.)の一人です。そんな彼の栄誉をたたえた、T.Eのイニシャル、そしてC.G.Pのモチーフをその反対側に入れました。この二つのモチーフに加え、彼の音楽表現に欠かすことのできない Alesis Midiverb IIにオンボードエフェクトを変更。さらに、DI アウトにエフェクトがかかるように設計。この三つの変更をもって、彼を象徴するアンプ「Tommy Emmanuelシグネチャー」として、完成させました。
基本スペックがCompact60/4に進化したことにより、AUX INが付属し、CH1のファンタム電源がスイッチでON/OFF可能になりました。
通常版Compact 60/4との違い
■オンボードエフェクトのNo.3をTommy EmmanuelがInitiationで使用する「Alesis Midiverb II」のディレイ+リバーブのセッティングに変更。
■アボリジニの伝統的なモチーフとT.EのイニシャルとC.G.Pの文字をキャビネットサイドにデザイン。